エリザベスカラーについてお話しします。猫の首に付けるラッパの形をしているもので、それをつけることで、手術の後の傷を舐めたりかじったりすることを防ぎます。猫の舌はざらざらしているため、傷を舐めると、簡単に糸は取れ、傷口が開きます。
とは言え、エリザベスカラーは猫のストレスになります。付けたままでは食事もうまくできません。そのためエリザベスカラーをつける前に他の方法を試してみます。
皮膚を縫合する時、糸を皮膚の外に出さないように縫合します。吸収性の糸を使うので、数か月後には溶けてなくなってしまいます。それでも神経質な猫は舐めて舐めて糸を引っ張って、傷が開くことがあります。
術後服というものがあります。着たままトイレもできます。術後服を着せることで猫は傷を直接舐めることができません。1週間あれば皮膚の傷はくっつくので、猫にはそれまで我慢してもらいます。
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