言うまでもなく、動物病院には様々な病気の猫が訪れます。感染症を予防するために、一番心がけているのは、手洗いです。流水だけの15秒の手洗いでもウイルス量は100分の1になりますし、石鹼やハンドソープで10秒のもみ洗い後に流水で15秒すすいだ場合は、ウイルス量は1000分の1以下になります。私たちは猫に触る前と触った後には必ず手洗いをするようにしています。気をつけたいのは、手を洗った後です。細菌の着いたタオルで拭かないようにします。他の人が手を拭いたタオルは、湿り気もあり細菌が増殖しやすいのです。そのためペーパータオルを使うようにしています。箱の中に手を入れ温風で乾かすハンドドライヤーは、衛生的に見えますが実際はハンドドライヤーの周りには細菌が多く付着するのです。
衛生面にいくら気を使っても、感染の危険性をゼロにはできません。そのため、来院する猫には、予防注射をお願いしています。また、感染予防の目的もあり完全室内飼育をお願いしています。
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