猫の病院にした理由
開業して32年経ちますが、今でも聞かれるのが、どうして猫の病院を始めたのかと言うことです。どうして猫の病院なのに犬飼先生なのですか?と聞かれることもあり、さすがに返答に困ります。
開業を考えていた頃、今後動物病院は増えるので何かしら得意分野を持つことが大切だと言われていました。とは言っても、私自身は得意な分野もなかったので、他の病院との差別化のため、猫専門の病院にと考えました。開業前に苫小牧と帯広の動物病院で働いたのですが、今は犬と猫の待合室を区切ったりしている病院も多いですが、当時は犬も猫も同じ待合室、同じ診察室という動物病院がほとんどでした。犬の声や匂いにおびえる猫が多く、猫と犬を一緒の空間でというのは無理があると感じていました。
犬飼先生は犬が嫌いなのでは、と勘違いされることもありますが、確かに帯広の動物病院で働いていた頃には、シェパードに病院中追いかけられたり、狂犬病予防注射では注射した後、犬が振り向き、急いで逃げたのですが白衣の裾を引っ張られてもうダメだと思ったこともあります。
開業して気付いたのは、犬好きな人はほぼ猫も好きだが、猫好きの人の中には一定数犬は嫌いという人もいるということです。
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